研修医

研修病院選び

Dr.Kです。今回は研修病院について書きます。

理系最難関と言われる医学部を最短6年で卒業すると、研修医としての生活が始まります。医学部内での最上位の立場から一転最下層への転落です。なぜなら、医学知識を詰め込んだだけの素人だからです。(せいぜい学生の時にする手技は心肺蘇生法や採血くらい)  研修医としての初期2年後期2年、合わせて4年間学び自身の専門科を決定した上で研鑽を積みます。

そして非常に重要なのが

どの研修病院で働くのか

に尽きると言えます。

基本的にどの職場にも理不尽な人間や苦手な人間はいるものですし、特に一番下の立場では肩身の狭い思いはするものです。逆にそういった環境で処世術を学び今後に活かすのが懸命でしょう。

とはいえ研修病院を選ぶ上でのポイントももちろんあります。

・同期が多い
・総合病院(中〜大規模病院)
・福利厚生、給与が良い

逆に避けるべきなのが

・同期が0〜2人
・地方の小病院
・福利厚生?なにそれ?

という病院です。

①同期の数

何と言っても同期は戦友であり、同じ境遇かつ辛い時期を一緒に過ごす訳なので絆は深くなります。万が一反りの合わない同期でも頭数が多ければそう気にならないでしょう。ちなみに、また別の機会で書きますが女医さんが旦那を見つける貴重な時期でもあります。

私Dr.Kは地元を出て超忙しい急性期病院で後期研修まで勤務しましたが同期が20人弱いました。当時は研修医室で皆お互いの失敗を共有したり喜怒哀楽を共にしたりして過ごしていました。私自身体力やメンタルは人一倍強いと自負していたつもりでしたが心が折れる場面も何度もありました。

そういう意味では同期が多いというのは重要なことだと思います。

②病院の規模

主要な科目(メジャー科と呼ぶ)がそろっていて総合的に知識、手技を経験するためには、ある程度の規模が必要です。何より私が勤務したような救急に力を入れている病院で働くことは研修医にとって大きな経験となります。

最初の1,2ヶ月の間こそ先輩にフォローを受けていたが全てを一人でこなすとなるとさすがに緊張したものでした。今となっては動じることなくどんな症例にもだいたい対処できます。

いかに初期研修医時代に数多くの症例を経験するか

に尽きます。

ちなみに、大学病院はオススメしません。経験する症例は稀な疾患であったり救急症例の経験が少ない、何より格安で労働力として酷使される環境だからです。

③待遇

社会生活を営む上でやはり「お金」の存在は切り離せません。買い物や旅行、趣味などで仕事のストレスを発散しようにも、資本主義社会では「お金」が価値を持ちます。忙しい上に薄給だと、どんな罰ゲームかと感じるし、よほどのドMでない限りそんな職場を選んだりしないでしょう。(実際は一定数存在する)

ほかに当直明け休暇や有給休暇の取りやすさ等でしょうか。私が研修医の時と違って今では当直明けは半日〜1日休みもらえるらしいです。

これらの条件を押さえつつ、しっかりと自分の目的意識を持って臨床研修病院を選ぶ事が重要です。決して周りに流されたり、なんとなく選択するのは避けましょう。

同期が多い  中〜大規模病院  待遇(福利厚生含めて)が良い
目的意識を持つ 辛い経験も必要

今回は以上です。